本美濃紙×あおもり藍 「藍情」~愛のある情景~
地域コラボプロジェクト第2弾、ランプシェード「藍情」~愛のある情景~シリーズを3月19日より発売致します。美濃手漉き和紙全製品の中でもわずかに1割しかなく世界が認めた最高級「本美濃紙」とスペースシャトルに搭載され、宇宙でも使われた「あおもり藍」のコラボレーションです。
藍情シリーズ 「星屑」「さざ波」「華雪」
原料を生産する農家、紙漉き職人、藍染職人の情熱に満ちた灯りです。3つの愛のカタチをテーマに、静かに見守る愛の「星屑」、穏やかに寄せる愛の「さざ波」、優しく降り積もる愛の「華雪」の3種類で表現。本美濃紙の綺麗に絡み合う繊維が藍色に透けて優しく灯ります。最高品質の本美濃紙をあおもり藍で染めた特別なランプシェード。大切な人に届けてほしい愛のある情景です。
本美濃紙とは ~美濃紙の頂点、最高級品質の和紙~
1300年の歴史を誇り、ユネスコ無形文化遺産にも登録された日本の重要無形文化財です。原料に茨城県大子町(だいごまち)で栽培される最高級の楮「大子那須楮(だいごなすこうぞ)」を使用。この楮の繊維をほぐす作業から、紙漉き、天日で乾燥させるまでの工程をほぼ1人の職人が手作業で仕上げます。完成した本美濃紙は光沢があり絹のように美しく、手で簡単に破れないほどの強さと柔らかさを併せ持っています。1300年の時を超えて職人が受け継いできた伝統と品質。まぎれもなく最高の手仕事です。
本美濃紙 安価な紙
大子那須楮とは ~日本最高の和紙の原料~
クワ科の植物で和紙の原料である楮(こうぞ)。その中でも大子那須楮(だいごなすこうぞ)は繊維が細かく緻密なため、日本一優良な楮と言われています。茨城県大子町では古くから楮が特産品として知られており、江戸時代には水戸光圀が楮の植栽を奨励していました。しかし、現在は洋紙の普及や農家の高齢化などにより生産の危機に直面しています。2016年に大子那須楮保存会が設立され、技術継承や、後継者育成に取り組んでおり、本美濃紙保存会も支援しています。
収穫後の大子那須楮 黒皮を剥ぎ白皮にする 紙にできるのは1束の半分弱
あおもり藍とは ~新時代の藍~
原料の藍は地元青森で農薬不使用栽培されています。特許技術によって抽出された通称「あおもり藍エキス」は防臭・抗菌・抗ウイルスなど、天然素材でありながら非常に高い機能性を有しており、スプレー、マスク、石鹸ほか様々な商品に利用されています。天然の防臭抗菌性が決め手の一つとなり2010年にJAXAのコンペで採用され、山崎直子宇宙飛行士の船内着として、あおもり藍で染めたポロシャツがスペースシャトルに搭載、宇宙で使用されました。藍染ならではの風合いや美しさはそのままに、一般的な藍染と比べて濡れや擦れに強く、色移りしにくいのも特長です。
Special Thanks! あおもり藍産業協同組合
藍の葉 藍の花